猫のフン害で困っているあなたへ。猫の餌置きが効果的かも
猫のふん害対策、個人的に効果的だと思っているのが、猫の餌置き。
庭に放置された猫のふん、この処理は苦痛でしかない。
猫が嫌いな匂いのスプレーや、障害物を配置しても、効果はいまいち。
そこで、やってみたのが猫の餌置き
猫は餌場を清潔にきれいにする習性があるらしい。
ネットで見かけた方法だが、効果は絶大。
猫の餌は、市販の一番安いやつ。
これを1回10つぶぐらい、お皿に入れて、猫フンが続いている場所へ設置。
数日で猫のフン害が止まる。
2週間ぐらい続けて、猫にいつもフン害が出ていた場所を餌場と思い込ませたら、餌置きは修了。
残念ながら、半年ぐらいするとフン害が再開したりする。
その時は、再び餌置き。餌置きする自分に理不尽さを感じなくもないけど、フン処理の苦痛に比べたら、かわいいもの。
猫のフン害で困っている方、一度試してみて。
では、では
健脚ラボのブログ
トレイルランニングをテーマに、いろいろ書いています。 興味があれば、みて下さい。 https://www.kenkensblog.info/
【読書】翻訳は奥深く繊細で果てしなく面白い:翻訳書簡「赤毛のアン」をめぐる言葉の旅
翻訳は、思っていたよりずっと奥深くて、繊細で、果てしなくて、そして面白い。
今回紹介する本の冒頭”はじめに”の中にある一文。読みながら、このことを正に実感する本でした。
英語好きの俳優・上白石さんが、文芸翻訳家の河野さんから、二人の往復書簡によって手ほどきを受けながら、名作「赤毛のアン」の翻訳に挑戦する内容。
流れは、こんな感じ
- 上白石さんが、毎回違うお題の英文(7~8行程度)の訳を送付
- 河野さんが、上白石さんの訳に対するコメントとアドバイスを返信
- 上白石さんが、見直し訳を送付
- 河野さんが、見直し訳の総評コメントと、翻訳者の試訳の紹介
翻訳者のコメントは温かく、そして、翻訳をするうえでの実践的なアドバイスが満載。
また、最後に紹介される、文芸翻訳家の試訳が、いつも痺れるくらいに鮮やか。
例えば、「Wonderful」を「夢みたい」と訳す発想。これには鳥肌。
翻訳って、奥深く、繊細で、そして面白いと感じる一冊です。
書名 翻訳書簡「赤毛のアン」をめぐる言葉の旅
著者 上白石萌音、河野万里子
発行 2022年
おすすめポイント
- 「赤毛のアン」のあらすじが掲載されている。「赤毛のアン」を読んだことのない人でも、ある程度背景が理解することができます。
- 各章の冒頭に、お題の英文(7~8行程度)も掲載されている。自分だったらどう訳するかな?と自分なりの翻訳を考えることができる。「赤毛のアン」の英文は、1908年に書かれ、文体が古くて難くて、(自分には)とても読みにくい。でも、英文語注や解説が、英文下にあり、英語初級者にも親切な構成。
- 河野さんの訳と上白石さんの訳の読み比べ、河野さんのアドバイス、これらは翻訳に対する気づきが沢山ある。翻訳のコツも満載。この単語やフレーズをこんな風に翻訳するのか~っと、毎回発見がある。
- 初期のころの上白石さんの訳は、学校で習った「英文和訳」風の堅い文章。それが、徐々にこなれてくる感が、上白石さんの成長が伝わって、なんか嬉しい。
原文に寄り添いつつ、時には飛んで、読者により深く伝わるように訳す。翻訳はホントに奥深い。
この本を知ったきっかけは、NHKの番組で、上白石萌音さんが「赤毛のアン」の翻訳に取り組んだ様子が本になったとの紹介を、視聴したこと。
いい本に巡り合えました。
この本をきっかけに、「赤毛のアン」に興味を持ち、50歳過ぎで初めて読んちゃった。そしたら、主人公の天真爛漫な行動にワクワクし、周りの大人達の溢れる愛にウルウル。長年読み続けられてきた本には、理由があるんだなぁ~。
では、では
健脚ラボのブログ
トレイルランニングをテーマに、いろいろ書いています。 興味があれば、みて下さい。
【読書】旅はスリルと期待に満ちたエンターテイメントだ:ガンジス河でバタフライ
表紙とタイトルに惹かれ、図書館で速攻借りしたものは、ハチャメチャな行動力とみずみずしい感性に溢れている本でした。
著者が大学生の1990年代に、東南アジアとインドを一人旅した旅行記は、異国の地での生活を通じて、日本にいた時には考えたこともなかった溢れだす感情が詰まっていた。
表紙は、インドで知り合った日本人旅行者に激写された著者の生写真。
こんな無計画な旅をしてみたい、とは思わないけども、元気あふれてて、とにかく旅に出たくなる一冊。
書名 ガンジス河でバタフライ
著者 たかのてるこ
発行 2002年
琴線に触れたフレーズ
- 旅は、恋に似ていると思う
- 痛快で、スリルと期待に満ちた、最高のエンターテイメント
- ガイドブックを持っていくと、情報を確認する旅になってしまう
- ヘタに英語を使うよりも、身ぶり手ぶりの方がよっぽど”気持ち”が伝わる
- 国と国との距離は、物理的なものじゃなく、心の距離だった
- 日常に戻った私はやがて、自分がこの旅に出る前の自分ではなくなったことに気がつくだろう。
たかのてるこさん、会社員として今回紹介した本で作家デビューした約10年後に独立。地球の広報として、現在も元気に活躍されています。
ひとりでも多く旅立ってほしい、そんな気持ちは今も変わらない。
初めて知った本でしたが、20年ぐらい前に流行ったんですかねぇ~?
おもしろい本との出会いに感謝です!!
健脚ラボのブログ
トレイルランニングをテーマに、いろいろ書いています。 興味があれば、みて下さい。 https://www.kenkensblog.info/
ワークマン ストレッチパンツをジョギングで使ってみた
ワークマンのストレッチパンツの「STRETCH JACKE」、雨でなければジョギングパンツとして使えるコスパの高い商品でした。
冬場のジョギングで使ってみて感じたあれこれ、備忘録としての個人的感想のメモです。
- 料金 880円(税込)
- ストレッチ性 ひざの屈曲部にプリッツが施されて立体的。ジョギングで足を動かしても突っ張り感によるストレスは少ない
- 防風性 多少の風であれば体への負担を軽減。風でバタバタも少ない
- 防水性 耐水<撥水(はっすい)<防水で防水性能が高まるが、この商品は、Water Repallent(撥水性)。使用してみると、雨での使用は耐えれない。冬場に使った時、裏生地まで雨がしみ込み、生地がふとももに張り付き寒かった。
- 防寒性 なし。素材は表生地と特殊加工のセルフリペア素材(REPAIR-TECH®)の貼合わせで薄い。気温10度以下程度なら、確かに初めは寒いけど、体が温まれば苦にならなかった。
- 内部の蒸れ 割とサラッと感がある裏生地だけど、汗が出始めると、ふとももへの貼りつき・ベタつき感は増す。1時間ジョグ程度なら気にならない程度。
- フロントオープン ファスナーで前開きできる構造は着脱性がよい
- ポケットがないのが、ちょっと不便
- ウエストのアジャスト 腰ひも まあまあ
- すそのアジャスト マジックテープ 無いよりはまし
今回、ワークマンの商品を使ってみて、昨今のワークマン支持の高さが分かりました。
お値段を踏まえると、コスパの高い商品ですね。来シーズンも購入しちゃいそうだ。
2023.04.09
長時間行動で夜間約10時間着用。
山頂気温3度(体感氷点下)でも寒さを防げることを体感。
中蒸れは少々気になる。フロントのファスナーを開いて換気(汗
数回すべって尻餅するも破損なし。
健脚ラボのブログ
トレイルランニングをテーマに、いろいろ書いています。 興味があれば、みて下さい。
【読書】ウルトラマラソンの快楽には理由があった:ドーパミン中毒 アンナ・レンブケ
最近お酒の量が増えてきてたので、なんとかしたいなぁ~と思っていた頃、書店で見かけた本。表紙に引き寄せられ、手に取って冒頭の章「はじめに」をペラペラめくると、「過剰摂取してしまうことをどうやったらやめられるのか、その実践方法を本書で提供できればと願っている」、との一文が目に留まり、思わず衝動買いしちゃった。
書名 ドーパミン中毒 (Dopamin Nation)
著者 アンナ・レンブケ
訳者 恩蔵綾子
初版 2022年10月
個人的には、あまり目新しい内容がなかったけど、折角なので、琴線に触れたことを残してみます。
1.ドーパミン経済
現代の我々は、快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中にいる。
現代人が陥る快楽系依存は、下記など数限りなくある。
快楽系の例
- 恋愛
- セックス
- 買物
- ゲーム
- SNS
- 酒
- ギャンブル
- 薬物
本書の冒頭の章「はじめに」、この章の書き出しに添えられている下記のフレーズが、この「ドーパミン経済」の本質を上手く表していて、気に入った。
いい気持ちだ、いい気持ちだ、
世界の全てのお金はいい気持ちになるために使われる
リヴォン・ヘルム
調べてみると、アメリカのミュージシャンLevon Helmの2007年の曲の歌詞。
Feelin' good, feelin' good
All the money in the world spent onl feelin' good
Feelin' good by Levon Helm (2007)
初めて聞いてみたが、昔ながらのアメリカンロックで心地よい味のある曲だ。
2.快楽と苦痛はシーソーのように働く
シーソーの苦痛側に力をかけることで、その反対の快楽の側にいくことになる。苦痛から得られるドーパミンは間接的で、より持続的だそうだ。
苦痛系の例として、以下が挙げられている。個人的にハマっているウルトラマラソンが例に取り上げられていたのには笑った。確かに苦しいけどそれが快感なのだ。
苦痛系
冷水浴の依存症になった患者のセリフに「生きている感じがするからやる」とある。まったく同じことを感じる時がある。自分もかなりの依存症かもしれない。
高いエントリー費を払ってウルトラマラソンに参加するなんて、「ドーパミン経済」の罠にしっかりと取り込まれている自分がいる。
3.肝心のやめる方法
本書では、3つのセルフバインド(自分しばり)戦略、物理的戦略(空間)・時系列戦略(時間)・ジャンル戦略(意味)が提案されている。要するに、ハマっているものから、①物理的な障壁を作り近づけなくする、②使用時間を制限する、③連想させるものを制限する、ってことらしい。
「今やめなかったら一生このままかもしれない」
依存症の患者が、回復しようと決めた瞬間の言葉がグサッときた。この言葉が一番堪える。
4.原題 Dopamine Nation
直訳すると”ドーパミン国民”、これを”ドーパミン中毒”と訳すセンスが気に入った。
以上、とりとめのない、備忘メモ。メインブログに載せるに及ばず。
ではでは。
興味本位で観たTVアニメ「宇宙よりも遠い場所」、面白すぎてハマった
メインブログで一度は投稿したけども、あまりメインブログのテーマと関係ないので、取り消した記事を、こちらに再掲
”宇宙よりも遠い場所”と聞かれて、あなたはどこを思い浮かべますか? こんな書き出しで、ボクと似た年代のランナーが推していたTVアニメ(全13話)、興味本位で観てみたら、しっかりハマっちゃいました。
2018年の作品なので、ご存じな方も多いかもしれないのですが、女子高生4人が南極に行く話です。このテーマへの感想を、アラフィフおやじが書くのはどうなんだ?っと躊躇したのですが、冒険好きが多いランナーのサイトなら、いいんじゃね?っと思って、書いてみました。良かったと感じた作品を勧めたい衝動が、どうしても抑えきれません(汗)。
最近はアニメと縁遠く、昨今の鬼滅ブームにも無関心(汗)。中高生だった昭和の頃は、漫画を読みふけっていたので、スポ根系、バトル系には馴染みがあるんですが、ここ10年以上アニメそのものを観ていない。どうも新しい文化を受け入れる感性が低くなっているようです。そんなボクが、全く興味のなかった、”女子高生の青春物、友情と成長”がテーマのアニメ作品にハマるとは、自分でも驚いています。
女子高生が南極に行くなんて、ありえない設定だなぁ~って、初めは思っていましたが、見事にのめり込まされた。小説などを読んでいて、展開に強引な所があったりすると、一気に冷めたりするものですが、本作品は全編を通して、そんな所がほとんどないんですよ。登場人物にまつわる挿入エピソードもテンポよく描かれ、厚みのある、質の高い作品になっています。1歩を踏み出して世界が広がる冒険感にワクワクし、女子高生達の友情にホロリとさせられ、観測協力隊の熱い思いにグッときたり、登場人物に共感しまくり。経験豊富なウルトラランナーなら、きっと解ってくれるんじゃないかなぁ~。
個人的に気に入ったのは、実際の南極地域観測協力隊の実際の活動が描かれている所。砕氷艦「しらせ」の艦内や困難な航海、南極大陸の様子や昭和基地での生活シーンなど、知らない世界を垣間見れて、満足度高。そんなシーンもあり、リアリティのある大冒険物語として、作品を楽しむことができました。第1話こそ、う~ん、っと馴染めない感じがしていたものの、回を重ねるたびに面白くなり、次話を観るのが楽しみで、しまいには、オープニング曲を鼻歌するほど、ハマってしまった。
気持ちが上向きになる作品。冒険心をくすぐられ、旅に出たくもなりました。
アマゾンプライムなどの配信サイトで見ることが出来ます。最近は、TV(BS11など)で再放送もあっているようです。興味があれば、一度観てみて下さい。
以下、Wikipeからの抜粋
- タイトル名は2007年に昭和基地に招待された元宇宙飛行士の毛利衛が「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね」と話したことに由来する。アニメ製作にあたっては、文部科学省、国立極地研究所[4]、海上自衛隊、SHIRASE5002(WNI気象文化創造センター)が協力している。
- 2018年12月、ニューヨーク・タイムズ紙において「2018年 最も優れたテレビ番組(The Best TV Shows of 2018)」の海外番組部門の10作品のひとつに選出された
ご意見・ご要望はお気軽にコメント下さい。
では、また。
UTMB2019冒険記の目次
UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪
SpaceX de GO! 野口聡一さんのYouTubeチャンネル
メインブログで一度は投稿したけども、あまりメインブログのテーマと関係ないので、取り消した記事を、こちらに再掲
2020年11月、スペースX社のクルードラゴン宇宙船で、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の野口さんの動画。単身赴任先が宇宙ってだけで、お仕事は大変なんだそうです。その他、出発前の収録動画「SpaceX de GO!」では、機内・座席・宇宙服の構造の説明があったりして、すごくおもしろい♪
トレランする人って、ランギア好きも多いので、こんな宇宙最先端ギア紹介も興味あるでしょ!、っと根拠なく妄想して、リンク貼ります(笑)
野口聡一さんのYouTubeチャンネルけっこうおもしろいのに登録者3000人くらいしかいないんだよね...。今朝も宇宙で鯖缶食べてる動画上げてるのにまだ視聴回数500回も行ってないw https://t.co/ySRy05xsMZ
— nambon (@nambon) 2020年11月27日
ご意見・ご要望はお気軽にコメント下さい。
では、また。
UTMB2019冒険記の目次
UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪
https://www.kenkensblog.info/entry/2020/05/01/000000