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【読書メモ】”推し活”に役立つ技術を学ぶ:批評の教科書

批評の書き方を教える入門書。

新聞の書評記事で紹介され、内容に興味をもったので読んでみた。

この新聞記事によると、「作品の単なる感想ではなく、説得力のある文章をSNSで書きたいという層が読んでいる」らしい。批評の教室 北村紗衣著: 日本経済新聞

 

読んでみると、理論的な説明と具体的なやり方が例示され、とても実践的。「精読」「分析」「書く」の章に分かれていて、副題の通り、華麗で鋭い一冊でした。

 書名 批評の教室 蝶のように読み、ハチのように書く

 著者 北村紗衣

 発行 2021年9月 

以下、個人的な忘備録

  • 批評というのは創造的な能力を使う芸術だ
  • メインの切り口は一つにする。軸なしにいろいろなことを書くと、雑然としてまとまりがなくなる
  • タイトルは必要。内容が決まる。人に読んでもらいやすくなる
  • とりあえず基本情報から書き出す。小説なら著者、刊行年
  • 切り口を一段落ぐらいで示す
  • 書けない時には、何か一か所だけものすごく細かい所に注目してみる
  • のびのびと書いてはいけない
  • とりあえず読んだ人がその作品の様子をだいたい把握できるように書く
  • 「感動した」「面白かった」みたいなぼんやりした事をいわない。そんな感想には誰も興味がない。
  • 受け手を想定することが必要 誰を受けてとして想定するかで書き方が変わる
  • 批評はコミュニケーションの一種 相手によって伝え方が変わるのは当然
  • 人に好かれたいと思うのはやめよう。 批評と人格とは関係のないもの

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